トーマス・D. シーリー『ミツバチの会議』の問い

by puchihani | 2014-12-31 00:47 | みつばち・蜂蜜の不思議
蜜蝋シートを手で巻いて作った5色の蜜蝋蝋燭 141228-23
蜜蝋シートを手で巻いて作った5色の蜜蝋蝋燭

IT関連のビジネス書に並んで、アドラーの心理学。ベストセラーを書店で追っていると、テーマに関する実験は、どの範囲で行われたものなのかしら?と知りたくなります。

実験的であればあるほど、限られた状況下にせざるを得ない...それは、真といえるのかどうかとは別問題である、と海外の社会学系の本に書いてあったことを思い出します。その翻訳者に直接お話しを伺った際、記録の集積を軽んじているわけではなく、記録するには、長期間に渡って状況を変えて記録を追跡した方が、結果を真に近づけられるとおっしゃっていました。

トーマス・D. シーリー『ミツバチの会議』(築地書館、2013年)には、その条件に該当する部分がありました。

主な内容は、「ミツバチが新しく巣を作る際、巣に適した場所を探す方法」です。原題は Honeybee Democracy ですので、巣を探すには民主主義的な何かが働いていると推測できます。新しい巣の場所を探すという意思決定に、民意が反映されていると仮定して読むと、巣を探す担当の蜂が、選ばれし意思決定者として捉えることもできます。巣を探す能力を持つ限られた蜂と、他の蜂との違いには、遺伝的・経験的な要素が含まれます。集団(群)の生死を分ける「巣作り」は、的確かつ迅速でなければなりません。意思決定の過程では、巣を的確に探す先鋭蜂世代の交代と、意思を集団に伝えやすくする鍵となる蜂の存在が深く関与しています。

著者は、ヒトがミツバチから学ぶことはあるが、必ずしも同一ではない理由を書いています。この理由から受け取ることができるメッセージには、結果は真に近づきつつ、それを成果としてよいか?という次のテーマへの問いがあります。

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本年2014年、弊店にご来店下さいまして、お問い合わせ・ご注文いただき深く感謝申し上げます。教材・慶弔事のご準備・芸術作品に幅広くご活用いただき、商品をお包みし、お届けいたします度に、素材が生まれ変わっていく様子を想像させていただきました。

2015年も、日々精進してまいります。変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


蜜蝋キャンドル材料のお店はぷちはに




ミツバチの会議: なぜ常に最良の意思決定ができるのか


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