手づくりキャンドル。肌触りのよい紙/布/雑貨は創造の源

by puchihani | 2013-11-01 15:01 | life style
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お客様に画面上の色、質感を
お伝えするとき、
視覚では限界があると
感じることがあります。

そのようなときには、
実際、素材に触れていただくと
ご納得いただけたり、
意外な反応をいただけたりします。



例えば、名刺。

名刺交換の瞬間は、
お人柄とご功績が
触感で伝わる大切なとき。

「あなたにね、(名刺を)
作ってほしいの。」

ある方の…
最初で最後のメッセージが
心の奥に眠っています。

和紙の耳。布地の目。
古書のフォント。

何かを作ることは、
作る対象物とそれに繋がる
全事象を愛することから始めます。

そこで、少し気がかりな点が。

自己愛が足りないと、
愛され方も不器用になり、
ましてや
何かに愛情をこめるなど
簡単ではないんですね。
解決する方法を試せば試すほど、
返される答えは決まってくる。
たとえ、その方法が
誤っていたとしても、です。

では、
人を人たらしめる「ものづくり」を
成熟させるにはどうしたらよいのか?

できるだけ多くのものに
触れて、苦しんで、出会って
そして
愛されて、喜んで、涙すること、
つまり感情の経験が
創造を熟成する一助になる
としたら、文化・芸術は
人を人として生かすことが
できる重要な礎です。

以前、ある女性の方から名刺を
いただいたとき、触れた瞬間に
時が止まるほど、その紙質に
衝撃を受けたことがありました。

その名刺の紙は
経済産業大臣指定伝統的工芸品
に指定されている和紙でした。

和紙の質感を思い出しては
生前のお姿とお人柄を
目に浮かべることができます。

名刺の和紙に命が
吹き込まれていたのでは?
と信じてやみません。

「ものづくり」というと、私生活では
紙よりも蜜蝋シートに触れることが
多いのですが、毎朝、紙の本に
触れることを日課にしています。

(蜜蝋シートは、蜜蝋キャンドルを
作るとき必要な材料です。)

生きていることが点の集合
であるとしたら、その点が途絶える
その寸前まで、生きている実感を
紙であれ、蜜蝋シートであれ
何かに触れて確認したいのでしょう。

そして、ときどき
私以外の誰かに伝わる。

きっと今ご覧になって下さっている
画面から、写真と文字を介して
命の点の集合の断片が
お伝えできているならば、

それも「私」の存在意義に
なるのかもしれませんね。

家族が大切にしていた
Chorübungenと、
身の周りにある小物を
集めて、過去と今を繋げて
写真におさめました。

これが今の証として。
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